季節の変わり目 土用の話
今年の寒波はすごかったですね
私の家の周りは田んぼが多いのですが
1月の大寒波で一面の雪景色となりました
立春を過ぎ、暦の上では春ですが
日中の気温が1桁前半なんて日もまだまだ
下旬からは少しずつ暖かい日も増え
梅の花もちらほら咲き始めました。
ようやく春に季節が変っているのが実感できます
さて今回はこの季節の変わり目のお話を紹介します。
日本に『土用(どよう)』という期間があるのは
ご存知の方も多いと思いますが、これが季節の変わり目を指します。
土用の丑(うし)の日にウナギを食べる!
という習慣から なんとなーく 夏場のイメージを持ちがちですが
具体的には立春・立夏・立秋・立冬と 暦上の季節が変わる
約18日前からが土用の期間にあたり、年4回もあるのです
ちなみに立秋(2021年は8/7日頃)前の土用を
暑中といい、いわゆる暑中見舞いはこの期間に出したりしますね。
土用には面白い通説があり
この期間は土の神様が土地を支配するため、
土に触る仕事は『障る』にかけて行わない事がよいとされます
今でも、人によってはこの期間
家の基礎工事や土工事、植樹や花壇の植替え、畑仕事なんかを避ける事があります
また違う一説では
季節の変わり目で、体調を壊しやすいので外仕事は控えよう
という面もあるみたいです
さらに考えてみれば、
梅雨や台風、霜や大雪等が起こりやすい時期な気もします
正直何がルーツで正解かは分かりません
ですが自然や四季の中で生きていることを理解し
尊重するという感性は『日本の美意識』でもあり素敵なものですし
庭仕事に関わる上でも大切にしていきたいと思います。
※土用の間、働かないというわけではありませんよ!笑
土用も明け、暖かくなってきましたので
柑橘類の剪定はそろそろ時期を迎えております。
庭木のお悩みご相談は
是非グリーンメイトまで。